地域創生×エンタメ

地域創生×音楽創生 始動「ONE+NATION」

すべてはここからはじまった。
今年3月。『Startup Weekend Tokyo MUSIC』というイベントでパネリストを出会った。
CDビジネスがITの発展で激減してきている中の今後の音楽シーンはどうなるのか?どうしていけばいいのか今度の展望を議論。登壇を待つ間になぜか?と控え室で音楽談義に花を咲かせ、すぐに意気投合してしまった。電通ISIDでオープンイノベーション研究所を立ち上げITを活用した社会変革に取り組んできた渡邊信彦。バークリー音楽院出身の元プロギタリストであり、外資系コンサルティング会社の役員でもあるという異色の経歴を持つ松永エリック・匡史。そして、私である。

若者も前で偉そうに登壇し話をすることにうんざり!

これからの音楽シーンについて持論を語る。過去の事例を持ち出しこれからは配信だと叫ぶ。
音楽アーティストは配信を目的にしているわけでは何のです。「売れる」ことを考えている。CDが売れなければダメなのか?配信で売れることを考えるんか?配信はあくまで音楽を届ける手法にしかない。要はコンテンツ=アーティストが売れることで音楽が売れるのだと。音楽の販売ルートの話に花を咲かすより、アーティストの活躍する場を切り開いて行かなければいけないとこんな話で盛り上がった3人。まずは、上から話をするのではなく、大人が行動することを見せて行かないか?という話が発端で始まった「地方創生×音楽創生」

「音楽とエンターテインメントで日本を串刺しに」

地方創生もアーティストを「売る」のも考え方は一緒。
多くの人に認知してもらわなければその存在はいないも同然ということです。
そのためにはいかに多くの人に町やアーティストを知ってもらえる機会を創出することが出来るか?を考えることでしかなかった。それが消える町と言われている場所でイベントを開催しアーティストが音楽を届けることだと思った。

地方創生とは「何か?」

「街が消滅する」という話を耳にしたのは2015年ごろだった。
「地方創生」という言葉が謳われ、ごそって地域を盛り上げる体制が各地で行い始めた。
「移住・Uターン・Iターン・企業誘致」など様々に!しかし、行ったこともない、知らない街へどうやって行くことが出来るのか?知らない街に興味を抱くことなど出来るわけもなく、「だって知らないから」

地域創生の大きな問題「若者離れ」

少子高齢化が進み、そして地域の若者は町を離れていく。
なぜ、離れるのか?地域が町が面白くないから?刺激がないから?憧れがないから?
去る理由はいくらでもあると思う。しかし、新たな事を興す事でその考え方も変わるのではないか?自分たちの町でもエンタメが出来るんだと意識の芽生えが。

アーティストがファンを掴み機会の減少。

TVをつければいつもの常連アーティストの歌っている。もう飽きる。
しかし、常連アーティスト以外はどこで活動しているのだろうと考えてしまった。
それは、多分イベントなど野外フェスに参加してるんだと思い様々な野外フェスを検索。
そして、驚くほどに出演するフェスがない。皆「ロック一色」であった。

では、どうやってアーティストは認知をあげていくのだろうか?
ほとんどロック系が多い中でソロシンガーやダンスユニットはどうすればいいのか?
という疑問が湧いてきた。

CDビジネス激減で起こる「経費削減」

アーティストというよりレーベルですかねCDビジネスの影響をもろに受けるのは、
レーベルの本業が音楽ではなく「CDを売る」こと、このCDが売れなくなるとそうなるか?
原価がかかることをやめていくということです。例えばCDを出さなくなり配信になる。地方キャンペーンなどの予算を削減していく。そうなるとどうなるか?アーティストの認知をあげることが出来なくなっていくのです。悪循環が生まれるのです。これも打開しなくてはいけない。

小さな「a-nation」という発想。

過去の「a-nation」を体験している。この「a-nation」が今多くの町で開催されればいいのだと思った。しかし、それは過去の話。昔なら鶴の一声で開催は実現出来ていると思う。だって私のプロジェクトであるので実行と責任は私が追えば問題ない。
しかし、今はそうではない。ただの小さなエンタメ会社の現場。そんな大きなものは出来ないとしかし、そんな大きなことでなくても良いのだと。大きすぎても各地域で開催するのは難しくなると。これだ!

小さな「a-nation」のメリット
* 地方にはあまり使われていない場所(会場)ある。
* 音楽イベント(フェス)を開催すれば開催場所が告知される。
* 音楽イベント(フェス)を開催すれば出演者が必要になる。
* 開催すればお客様を集めるために宣伝をする。
* 参加するアーティストとその街が告知される。
* 地方に行くことで一緒にキャンペーン(地方媒体)が行える。
* アーティストの認知を広げることが出来る。
* イベントには食やワークショップが必要なのでその街の良さを伝えることが出来る

ん〜これで、全部一つにまとめることが出来ると思った。これが「ONE+NATION」の始まり

ほか野外フェスで開催地を宣伝しているんか?という疑問

考えが固まった。しかし現在行われているフェスなども同じ考えであればそう存在しているので必要はないのかも知れないと思い各フェスを検索。会場の告知はしている。しかしその地域の伝えているフェスはほとんどない。自身のフェスのコンセプトはしっかり知れいる。しかし、なぜ?その場所で開催する理由=必然性を伝えているフェスがほとんどなかった。
「これは行けるかも」と小粒の野外フェス。フットワークが軽いフェス。行けるかも!

さぁ〜どうやって開催地を見つけるかが大きな問題

過去の経験を活かせば全国で協力をしてくれる方はいる。しかし、それも昔の話
しかも、案件が大きなものではなく、「小粒」そんな話を相談するのも申し訳ないと思い一から構築。行動するしかないですね。友人、知人を辿って企画を説明。興味ある人はいないかなど説明巡業の日々。そんな中で上げてくれた宮崎にあるプロモーター「GAKUON」
そして、この初動で開催された場所は「宮崎県都城市」2016年「ONE+NATIONmusic circus」のスタートを切った。

「ONE+NATION music circus」は地域を宣伝するきっかけづくり地域の方々の協力無くしては出来ないしなもの。「地域共創〜一緒につくる〜」がテーマです。

「なんでそんなところでやるの?」という問いが多いですが
「誰かが」「やりたい」と思えばそこから始まる。そしてその思いが「人を動かし、街を動かす」
そんなきっかけが「ONE+NATION music circus」の価値観であります。

目指せ「ワンシーズン47公演開催‼」

 

初校企画趣旨

l o c a l b r I g h t ~local publicity motion
Local Brlghtとは、地方の再生を意味します。そしてLocal Publicity Motionとは地方を宣伝するという意味です。
本プロジェクトは地域活動を市場に宣伝することが目的になります。
現在、各地さまざまなイベント行事・啓蒙活動・伝統文化の継承など行われていますが、その場所が、その地域が「好きに」なる様な提案が出来ていないのではないでしょうか?
現在、政府の政策においても「地方創生」ということが掲げられています。政府の「地方創生」とは、求められる真の地方創生は、一言で言えば地方の自立です。経済基盤の自立であり、その前提となる経済政策の立案能力の自立であり、有望な人材をひきつけ、リーダーの大層を育成する能力の自立です。地方創生で何を目指すのか。大きく三つのポイント若者の就労、結婚、出産の支援。(2)東京への一極集中の是正。(3)地域の特性の尊重。
上記の課題を「音楽×文化」(music×culture)の力で多くの方々の理解と影響を与えることがそして、少しでも地方地域の活性化へ繋げることが出来ればと思い、実現に向けて進めて行くプロジェクトです。
私たちは地方の宣伝マンとして、そして多くの方々に注目を各地に向かせる為の手法として
エンターテイメントならではの「音楽×文化」のフェスティバルの開催を考えています。

 


エンジニアtypeインタビュー掲載
地方創生プロジェクト『ONE+NATION』【特集:音楽とITと私】

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