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日本映画「ひとくず」(英題『KANEMASA』)

ロンドン国際映画祭では、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞の5部門にノミネート

監督・脚本・編集・プロデューサー・出演::上西雄大

30年以上児童相談所に勤務している児童精神科医師の楠部知子先生から「虐待してしまう大人もまた傷ついている」という実態を耳にし、傷ついた子供だけでなく、虐待をしてしまう大人にも眼を向けてあげてほしいと制作した感動作品

生まれて来るからにはそれなりの意味があり、存在がある。
誰からもその存在を認めてもらえず行き場を失う。

映画「JOKER」も行き場のない思いが「悪」を生んだ。
承認欲求?それとも自己肯定感の現れか?

映画「ひとくず」この作品の監督・脚本・編集・プロデューサー・出演::上西雄大さんとは
以前、友人が芝居に出演しているのを観劇に行った際にお知り合いに、
スタッフのみの打ち上げに勝手に参加させていただきたご縁。

他の劇団員の方とも良くしていただきSNSの輪が広がる。
そんな自身のSNSには毎日のように上映情報が届いて来る。
「これは」っと思い伺って来ました。

想像以上の作品、互いに泣き叫ぶシーンでは心裂かれそうに、涙腺が弛んだ。
存在を認められないで育った、人を愛することを知らないで育ったもの同士が
少しづつ、少しつづではあるが共に成長していく。
人というものを取り戻していく。自分の存在を認めてくれるものがいる。

そして、過去を忘れ今を認め、そして未来へ歩む。

<STORY>

生まれてからずっと虐待される日々が続く少女・鞠。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に、自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凜の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。虐待されつつも母親を愛する鞠。鞠が虐待されていると確信した担任教諭は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護する事ができずにいた。金田は鞠を救うため虐待をする凜の恋人を殺してしまう。凜を力ずくで、母親にさせようとする金田。しかし、凜もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の温かさを感じ本物の「家族」へと近付いていくが…、

映画とは、リアルとかけ離れた世界だと思ってしまう。

映画とは、非日常を感じさせてくれるものだ思い込んでしまっている。

映画の中の出来事は作りものだと、しかし、この作品を見て振り返って見た。
幼児虐待、育児放棄など様々目を疑いたくなるようなニュースが飛び込んで来る。

力のあるものが弱いものを、どう見ても弱い子に対して強さを保持する。
なんの意味があるのだろうか?
しかし、それにもきっと理由があるのだろう。
どこかでパズルが狂ってしまったのだろうか?

誰の責任ということではない

大人という存在が子を育てる。
親という存在が子を育てる。
それとも、環境が子を育てるのかも。
昔は近所のおじさん、おばさんに怒られた。
ルールを破ると知らない人に注意された。
みんなで共にかも知れませんね。

加藤雅也(俳優)コメント
ついに公開。1年半程前にこの映画を初めて観た。
韓国映画“息もできない”を観た時の衝撃が蘇った。
圧倒的な力で最初から最後まで魅せる。
主人公は虐待されて育った男“かねまさ”
彼の言葉使いは乱暴だが、なぜか優しさが見えてくる。
優しさを知らない男が必死で子供に優しくしようともがく姿を主演の上西雄大は見事に演じきった。
必死にもがいて生きる男と女 そして虐待されても母を愛する子供。
乱暴な言葉の応酬の中に小さな家族の形が見えてくる。
重々しい空気が漂う映画だが子供の笑顔が救ってくれる。
映画“ジョーカー”に負けない日本映画がここにあった。
監督・脚本・主演を務めた上西雄大には大阪に住んで大阪の空気を吸って大阪を舞台にした映画を作り続けてほしい。
僕も上西ワールドの住人になりたい。

赤井英和(俳優)コメント
あかん、これはあかん、現実と映画の区別がつかんようになる。
可哀想で見てられへん。けどなんでやろ、優しい気持ちにもなる。
子供は世界の宝や、守らなあかん。けど、優ししたらなあかんの、子供だけやない、みんなや。
大人かて、優しされたら、優しなんで。
いっぺんミスしたら、もう誰も許してくれへんの?
見えてへんかったけど、すぐ近くで、助けを求めること知らん人、助けを求められへん人、許してもらわれへん人、ワシは優しくなれるんか、許せるんか、、。
上西監督、ワシ、今、ごっつい考えてますわ。

滝藤賢一(俳優)コメント
カネマサ
ギラついてんなー
カッコいいよ
無骨で雑なカネマサの生き様に、胸が引きちぎられて涙が止め処なく溢れた。
日本人がこんなパワーのある映画を撮ったという事実に喜びを感じずにいられない。
力が漲っている!!!

津田寛治(俳優)コメント
上西さんの芝居が素晴らしい。
自然な感情で紡がれる少女との距離感、技法を削いだ怒りの表現は、理屈を超えて観客の胸に切り込んでくる。
物語が芝居を作るのではなく、一人の俳優の、演技に対する直観力や姿勢が、逆に物語を作っている。
主演俳優が監督、脚本を兼ねることの、新しい意味を感じた。/p>

<映画『ひとくず』渋谷ユーロスペースにて公開中ほか全国順次公開>

【東京】2020年3月14日(土)~ 渋谷ユーロスペース
【愛知】2020年3月28日(土)~ 名古屋シネマスコーレ
【大阪】2020年4月17日(金)~ テアトル梅田
【京都】時期未定 京都みなみ会館
【兵庫】時期未定 元町映画館
【神奈川】時期未定 横浜シネマジャック&ベティ
【岡山】2020年3月20日(金)~ 岡山メルパ
出演:上西雄大 小南希良梨 古川藍 徳竹未夏
工藤俊作 堀田眞三 飯島大介 田中要次 木下ほうか
監督・脚本・編集・プロデューサー:上西雄大
<関連リンク>
映画『ひとくず』公式ホームページ:
http://hitokuzu.com/

劇団「10ANTS(テンアンツ)」
http://10ants.jp/

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