先日、新潟の専門学校へ伺ってきました。「SHOW! 国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校」というエンタメの専門学校ですね。ここで音楽業界、マネジメントについて講義をさせていただきました。
今までの自分の経験と積み重ねてきた知見を伝授。(笑)伝授という大げさかも知れませんが音楽業界で学んだことや積み重ねて経験、そしてアーティスト・マネジメントの心得的な話などをここ1年ほどで体系的に可視化することをしてきたお陰もあり次世代の音楽業界を目指す若者達へわかりやすく伝えることができたのではないかと思っています。
アーティスト・マネジメント論とは
アーティスト・マネジメントに限って言えることでは本当はないのです。
すべてのものに当てはまると考えています。アーティストは単に歌うことを目的にしていませんよね。歌いたいだけではそれは単なる「趣味」です。音楽を志す人は皆大きなステージで歌いたいとか?メジャーで活躍したいとか目的があると思うんですが目的を達成するにはという話ですね。これはどんなビジネスをしていても同じことが言えますよね。よく、音楽業界は一般の業界=ビジネスと違ったように思われがちですがそんなことはなく同じ考え方なのです。
マネジメントの4つの基本
その基本とは
①目標設定を明確にする
②年間計画を作成する
③自身を知る為のツールプロフィールを見直す
④市場=ターゲットを設定する
基本この4つをまず初めに考えなくてはいけないのです。
目標=目的を決めて、その目的をどのように達成していくかという計画を立てる。そして、商品である自身を知ることから始まり、その商品を必要としている消費者=ターゲットを設定するという実にジンプルな話なのですね。そして、この4つを「見える化」するという可視化することですね。そうするとイメージが湧き行動しやすくなるということです。大人向けに作ったものを学生向けに少し言い方(言葉=言語)を変換して少しでもわかりやすくということを心掛け話をして来ました。
無計画では「いつ」目的が達成されるかわかりません。
結構、無作為というか無計画に音楽活動を行っていり人たちがいますがそれはちょっと残念ですね。
無作為=無計画では「いつ」目的が達成されるかわかりません。
例えば、友達と旅行へ行こうという話になった時に最初に何をしますか?
そうですよね。行き先を決めますよね。それが「目的」です。
そして、どのように行こうかという行き方を決めますよね。それが「計画」ということです。
その上で必要なのが自身がこの旅行で何をしに行きたいかということを知るということです。
これが「自身を知る」ということです。サーフィンをしたいなら「バリ島」などに行き先を決めるのではないですか?それは「市場」というターゲットという考え方ですね。こう考えるとそんなに難しい話ではないですよね。しかし、旅行は旅行で音楽はまた別のものと捉えてしまうのです。
専門学校のパフォーマンス
なぜ、私が呼ばれたかというとある友人の紹介で話が回ってきたのですよね。友人も音楽関係のコンサルを行っていたりするのですがこのようなセミナーなどは基本受けないという指標がありお鉢が回ってきた感じですね。
専門学校というのはこのような特別講座みたいなことをたまに行い生徒たちを触発するのですよね。この学校に入っていて良かったと思わせるために、そして生徒が知っている実績を持つ人を呼びことでそのさらに高騰感を生むということです。まぁ〜動物園のパンダみたいなものですかね。なぜか?生徒は生徒であってクライアントでもあるのです。学費を払っているある一面ではクライアントという見方をするんですよね。これも大変ですよね。
やたら変なこと接し方はできないし、本当のこともやや抑え気味に話すという気の使い方をしなくてはいけないのです。
外部のモノが、代弁者になるという。
このようなことからが外部のモノが先生たちの代弁者にあんるということもあるのです。外bはあくまで外部ですので、言いたいことが素直に言えます。そのために伺っているわけでもありますからね。その上であまり強烈な言い方で生徒を落ち込ませた時などは先生の出番だのです。悪くいうと外部は悪役なのです。悪役に罵倒されたモノへヒーローが登場。まぁ〜慰める言葉をかけるというシナリオですね。大げさに言えばですよ。
それらも含めてうまく生徒をやる気にさせ開花させるかがその学校の目的ということになりますね。今回はセミナーだけに終わらず、実践の見て欲しいということで生徒のパフォーマンスのチェックもしてきました。
4つの基本の前に商品を磨こう。
各生徒さんたちが私へパフォーマンスのプレゼンテーション。
一生懸命にアピールする生徒さんたちに申し訳ないと思いつつ1人1人に指摘を行い、次に繋げてもらいたいと思い辛口?甘口のコメントを!これって本来先生の役割だともうのですが諸事情で言えないのですかね?
生徒たちの可能性や得意分野を見つけてあげるのも指導者だとは思うのですが、生徒がやりたいことに協力・援助することでもないような気がしますね。まだまだ磨き足りない、いや!足りなさ過ぎる印象でしたね。皆自信がないようなパフォーマンスで何も伝わらない感じです。
綺麗に見せようとセーブしてしまう。これは本末転倒というか機会ロスとでも言いましょうか?これが大手レーベルのオーディションなら皆落ちていますよ。もったいない。
可能性はあるかも知れないが育て方の課題。
でも、そんな中で2人ほどいい感じの子たちがいましたね。今すぐどうのこうのということではなく大人が磨いてあげればどうにか?的な子たちです。その可能性を大人や先生たちはどうやって磨いていけるのか期待したいところですが。生徒と真摯に向き合うときかも知れません。決して東京で活動しようとは思わないでください。敵が多すぎますよ。出てくるタイミングがありますからね。まずは新潟でトップというか誰もが知っているまでに認知をあげていただきたいと思いますね。
翌日、予定外の生徒面談が組まれてしまった。まぁ〜わたしも話してみたかった生徒でもあったのでその中で基本中の基本「音楽に向き合う気持ちをしっかり持てもらいた旨を話させてもらいました。
芯がぶれていては険しい道は歩めません。しっかりした気持ちを持って歩んでもらいたいと結構この辺りが前を進む上で重要になってくるのですよね。これからのさらなる活躍を期待しています。
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